忙しくて間が開いてしまいました。
ドリームバスターでは主人公シェンが何故かカウボーイ風の格好をしているので、
それに合わせて登場人物たちの手にする武器はS.A.Aを始めとして、西部劇や
マカロニウェスタンで活躍していた古めの銃をよく描いています。
そこで困るのがカラー原稿。
繰り返しオイルを塗り込むことでできあがるガンブルーとケースハードゥン(焼き入れ処理)の
美しい模様、この微妙な色合いが上手く表現できなくて困ります。
まんま再現するだけなら、こうして撮影した画像を貼り込めばすむのですが、
そうすると銃だけ浮いてしまうので適当に省略しないといけません。
このさじ加減が難しくて、今のところうまくいってません。
もっと数をこなさなきゃ駄目みたいです。

画像は個人カスタムのモデルガンです。
全体はこんな感じ。とてもプラスチックには見えません。
プラですから本物のような熱処理は出来ないので塗装でケースハードゥン表現しています。
匠の技ですな。

いやまあぶっちゃけ、そこまでこだわる必要もない気がしますが
赤いフェラーリを描いておきながら、あの赤が表現できてなきゃ
やっぱおかしいじゃないですか。それと同じといいましょうか。
追記
本物のケースハードゥン処理がされたパーツを取り入れたモデルガンが出ました。
画像はそのモデルガンの付属品で、ニップルレンチという銃に雷管を取り付けるための工具。
フライパンなんかの焼き入れでもこんな色になりますよね。
模様は細かく、輪郭もシャープです。これが年月とともに色褪せていき、
やがて先にアップしたモデルガンに近い風合いになるそうです。
